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今年も、6月18日、19日の二日間、オハイオ州デイトン航空ショーに行ってきた。今回は、日本の帰省から帰ったばかりだった上に、引っ越しの準備があるという中で、かなり忙しい日程だった。だが、行く。
デイトンは、ライト兄弟出身地で、アメリカ空軍の研究拠点であるライト・パターソン空軍基地があるので、知らない人は、ライト・パターソンで航空ショーがあると勘違いしそうだが、航空ショーがあるのは、デイトン国際空港の方。日本からアメリカの航空ショーを見に来ようという人には、割と現地のレンタカーの壁があるが、デイトンの場合は、その気になれば、デイトン国際空港に飛行機で現地入りして、空港隣接のホテルに（部屋が取れれば）泊まって、タクシーで航空ショーを見て帰るということも不可能ではない。
ただ、当日道は大混雑になるから、会場に直接タクシーで行くのではなく、ライト・パターソンの隣のアメリカ空軍博物館までタクシーで行き、シャトルバスで会場入り、帰りも空軍博物館までシャトルバスで戻って、混雑が解消するまで待ってタクシーを呼ぶという手がいいかもしれない。
今年は、残念ながら、ブルーエンジェルズ、6番機のパイロットが死亡する事故があった影響で、デイトンでの飛行はキャンセルになった。しかし、今年のデイトンの目玉は、なんといってもF-22のデモフライトと、F-35Aの地上展示だった。
(デイトン名物、ライト・フライヤーBのレプリカは今年も元気だった。)
(パティ・ワグスタッフが操縦するツカノ。この人も、このへんの航空ショーでよく見かける。)
(ショーン・D・タッカーも相変わらず元気。この人のフライトを一度は見ないと、年が越せない。)
アメリカは、なんだかんだ言って、景気がいいようだ。地元ピッツバーグでも、求人募集の張り紙をあちこちで見かける。それで、税収も改善しているのか、軍の予算も依然より回復しているのか、今年はF-22デモチームがずいぶんよく飛ぶようだ。
最近はあまり地上展示機は撮らなくなったけど、今回は初めて見るF-35Aの実機ということで、べたべた写真を撮ってきた。今回、このためにサブ機として普段はエアショーに持っていかないE-30に標準レンズをつけて出撃。F-35Aは、写真で見るとなんかいまいち格好悪く見えるけど、実物を見ると案外悪くないもんだねえ。
(F-35A)
F-35Aは、クリーブランドでは地上展示だけでなくデモ飛行をするとのことなので、クリーブランドが楽しみだ。
海軍のF-18Fには、先日事故死したクス大尉を悼んで、背中に大きく"6 KUSS"と書いてあった。
(F-18Fの背中)
(レッドライン・アクロバットチーム。結構レベル高い。)
(トラ・トラ・トラと一緒に飛んだP-40)
(F-22とのヘリテージ・フライトに向けて離陸したP-50のローパス)
肝心のF-22なんだけど、なんでか我がカメラ、微妙にフォーカスできない。以前使ってたペンタックスのカメラは、AF-Cにすると、迷いまくってフォーカスが合っているタイミングの方が短いような有様だったから、以降AF-Sで、ぎりぎりまでシャッターを押さないという作戦で撮ってたけど、かえってAF-Cの方がいいのかと思って、今回AF-Cで狙ってみたものの、いまいちフォーカスが甘い。ステルス機だから？オリンパスのE-5では、やっぱり高いカメラに高いレンズの組み合わせには及ばないのかね。まあ、画面で見るぐらいならいいんだけど。フォーカスがピシっと決まってると、拡大したとき細かいマーキングまでくっきり見えるのがいいんだよね。
(一応、F-22撮ったけど、距離が遠かった。)
(アクロの後、P-50とヘリテージ・フォーメーション)
ただ、AF-Sにしても、AF-Cと変わらないような結果が出るということがわかったから、今後はAF-Cを使うことにしよう。
しかし、機体の一部ははっきり写っていて、一部は、まるで水の中にあるようなにじみがある。フォーカスがはずれているなら、全体的にぼやけるはずだ。もしも、回転の手振れがあったら、回転中心はぶれが少なく、中心から離れるほどぼやけてくるはずだが、全体的にはっきりした部分とにじんだ部分が分布しているように思う。やっぱりF-22が35ミリ換算800ミリ全開でもフレームいっぱいにならないような距離にあるときは、陽炎の影響を受けているだけなのだろうか。いつぞやA-4 Skyhawkを撮ったときも、似たようなことを感じた。
(メリッサ・ペンバートン。この人もよく見るな。この人は、アクロだけでなく、フライングスーツもやるらしい。)
(二日目のF-18は違う機体だった。よく見たらこれ単座のF-18Eじゃん。E型でアクロってあまり見ない気がする。)
そして、次は、12年ぶりに復活の、トレド航空ショー。
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