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ピッツバーグから車で2時間半ほどの距離に、Willoughby（多分、ウィロビーと発音する）という町がある。クリーブランドに近い。そのウィロビーには、ロスト・ネイション (失われた国家?) 空港という空港があって、毎年一度航空ショーを開催している。ただ、それほど規模の大きな航空ショーではなくて、例年軍の参加も少ないので、去年までは、まだ行ったことは無かった。が、今年は、ピッツバーグ近郊の航空ショーが少なくて、しかも、レッディングの航空ショーも悪天候の影響で行くことができなかったんで、試しに行ってみることにした。

ちなみに、今年のロスト・ネイション航空ショーは、例年と一味違うはずだった。当初、ブラジル空軍のアクロバットーチーム「スモーク・スコードロン」が参加するはずだった。そのスモーク・スコードロン、今年のデイトン航空ショーにも参加の予定がキャンセルになったと思ったら、案の定、ロスト・ネイションの参加もキャンセルになってしまった。なんでも、予算がカットされたとか。今年も、こじんまりとした航空ショーになった。

それほどの混雑も無いと思ったんで、ゆっくり目にピッツバーグを出た。ピッツバーグの天候は雨。現地の天候もそれほどいい予報ではなかった。が、クリーブランドに近づくと、どんどん天気は上がってきて、結局到着してみたらよく晴れていた。

会場に入ると、ちょうどオープニングフライトでモーターグライダーが飛んでいた。このモーターグライダー、Schweizer TG-7 (SGM2-37?)という機体で、現在世界で飛行可能なものは3機だけ、というレアモノとのことだった。

もうひとつレアモノとしては、フランス製のFouga Jetが飛んだ。このFouga Jet、以前、青く塗装した3機編隊で（多分、昔のパトルイユ・フランスの塗装）アクロバットを実施していたのを見たことがあったけど、今、そのうち2機だけ、ビーバー・カウンティ空港で腐って(?)いる。今回飛んだのが、当時の3機のうちの1機を塗りなおした機体だったのか、それともぜんぜん別の機体だったのかは不明。

午後になって、TG-7がもう一度飛んだ。

そして、またレアモノ、ソ連製Yak-18の中国版コピーCJ-6が飛んだ。

それと一緒に、SNV-1も飛んだ。なんでも、第二次大戦時の初等練習機だったということで、ギアは引っ込まない。この機種で、初等飛行訓練を終えてから、SNJに進むという課程だったらしい。

小さいエアショーだったけど、レアモノも見れて、まあ良かったかな。

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